『本屋失格-双子のライオン堂の日々』

双子のライオン堂における日常を綴ります。 http://liondo.jp/

7月総括

日記が疎かになってしまいました。

7月中は2つのイベントと1つのフェアを展開しました。

まずは現在もやっているフェアについて。

7月から9月頭まで、平凡社ライブラリーさん全面協力の元、「平凡社ライブラリー全巻フェア」を開催しております。

平凡社ライブラリーは、これまで約800タイトルほど出版されてきました。在庫切れもありますので、そのうち倉庫にあるものすべてをドドンと集めたフェアです。約500タイトルをひと壁つかって展開しております。

また、そのフェアを記念して、未読書会を行いました。未読書会とは、未だ読んだことない本の読書会です。簡単に言うと、発売前の本をテーマに話し合う読書会です。もちろん事前に読むことはできませんので、当日本の一部を先行して読んだり、担当編集さんによる解説を聞いたり、もちろん期待を込めた感想を言い合ったり、質疑応答したり、と言った企画です。

 

その次に、7月前半は「版元やおよろず」と称した小さな出版を約30社ほど集めてのブックフェアを開催しました。

仕事柄いろんな本屋さんに行き、版元さんと会って、お客様からも情報をいただくので(身内ということもあり)、気がつかなかったのですが、多いの方から初めてみた本がたくさんある。新しい本との出会いが出来たというお声をいただきました。

嬉しい一方で、小さな町の本屋さんにまで行き届けないなぁ、という話もあり、本屋も版元もともにもっとうまい本との出会い方を提案していく努力が必要だと痛感しました。

そして、7月後半は「ブックエンド展」です。

これは今年の頭から企画して、プロアマ問わずのオリジナルブックエンドを公募してきました。さて、ブックエンドとは、100均で鉄をくの字に曲げたような本を倒れないようにするアレですが、もちろんアレを並べるわけではありません。インテリアとしても使えるような斬新さを追求したものやスタイリッシュさを打ち出したもの、機能性を考えたものを集めたブックエンドを集めたのです。

実際に並べて、どのブックエンドもとてもユニークで、初開催で不安は多かったのですが、安心いたしました。

おかげさまで、あまり大々的な告知が出来なかったのにもかかわらず、2週間の会期中に約90人近くのお客様にご来場いただくことができました。感謝いたします。

こんな感じで、怒涛の7月を乗り切り、今秋以降の企画に取り掛かっておる次第です。

今後ともよろしくお願いします。

 

 

7月3日

本日は、不定期で、東京の街を再発見する「東京探検部」。

 

いままでは、あまりひとりでは行かない場所に注目して探検してましたが、今回は身近な場所であり、尚且つ海外旅行者にも人気なスポットということで、秋葉原に。

 

約10名で、やく5時間、秋葉原の街を歩き回りました。

 

ひとつひとつのお店が本当に濃いですね。お店をやる者として、すごく参考になるものがありました。

 

次回は未定ですが、東京再発見一緒にしませんか?

7月2日

今日からが後半戦。

来週からは、版元やおよろず(中小出版社さんが約30集めた本棚の展示販売会)と平凡社ライブラリー蔵出し全巻フェアのダブル開催。

その2週間後に、展示会「本の扉を開く!ブックエンド展」を開催します。

準備にバタバタしておりますが、どの企画もとても良いのでぜひご来店いただきたく思います。よろしくお願いいたします。

6月30日

来週、東京堂さんで行われる日本文学全集『松尾芭蕉 与謝蕪村小林一茶』を読み始める。

それぞれ、作家や俳人が解説をされていて、読みが深まる。

再来週の当店のイベントのために、同じシリーズの『須賀敦子』も読まないといけない。