選書本に帯を巻く話
当店、選書専門店を名乗っておりますが、選書した本だけが一番なんだ!と押し付けたいわけではなくて、世の中に数多くある本の中から、もし迷っているなら、稀代の読書家に認められたこんな本があるよどうだい?とゆるく導ければと思っている。嬉しいことに選書してくださる方にもそのことは賛同いただいていて、私が推した本が全てだ!という方はいない。
できることなら、「なんかーすごい作家さんやー研究者さんがー選んでいるけどー誰が選んだのかわからない?」くらいのゆるいアピールでいたいと思っている。
しかし、一方でせっかく選書していただいているんだから、どんどん目立たせなきゃ!という商売魂を持ち合わせてないわけではない。
実は、そんな思いを行き来する姿をみて、友人のデザイナーさんが、とりあえずどの棚がどの作家さんかはわかるように簡単なインデックスだけでもつけようよと提案してくれた。そして、素敵な木製インデックスができた。(これは本当に素晴らしくて、本棚に馴染むので、選者の名前で棚の前まで導いてくれて、いつのまにか選者の意識は消えて、未知の本たちとして向き合える仕様になっている、と思う。)
当店も亀の歩みほどには少しは進歩しているようだけど、そうこうしているうちに、実店舗4年が経過した。おかげさまで、メディアに取り上げていただくことも増えて来客数も増えている。ここで悩みが。今までは人も少なかったので個別で説明をしたりしなかったりだったんです。ただ、これからもそのままで良いかといえば違うかなと。移転して2年経ちますし、いろいろ変えていくタイミングかなとも思いました。
そこで、選者の本にはわかりやすく印をつけようと考え、試行錯誤の結果オリジナルの帯を巻くことにしました。
我ながらなかなか良いのかなと。 (作ってくれたのは、当店ブックカバーでお馴染み漫画家のくれよんカンパニーさんです。すべて人頼みです。)
こんな感じで、4年目は「変化」「わかりやすさ」を目指していこうと思います。
引き継ぎ、よろしくお願い致します。
4周年の感謝と決意のポスターの話。
おかげさまで4月末に実店舗開店4周年を迎えることができました。
そこで、いつもお世話になっているデザイナーさんにお願いして、感謝と決意のポスターを作っていただきました!
せっかくなので、近隣の赤坂通郵便局にも掲示することにしました。
ちなみに、6/19から1ヶ月ほど、郵便局の入口すぐのところに掲示予定です。
移転して仲良くなった近隣の飲食店さんにも貼っていただけそうなので、いままで以上に地域に根ざしていければと思っています。
もし、お店などでご掲示いただけるところがありましたら、お声かけください。
というわけで、4年間ありがとうございます!
そして、今後とも当店をよろしくお願い致します。
緑の本棚さんにレモンの樹を植えていただきました。
本日、本屋の仲間である緑の本棚さんにレモンの樹を植えていただきました。
母の誕生日を記念して、実家の庭にレモンの樹を植えることにしました。
そこで、元花屋さんであり、今でも花や果樹の御用があればいつでも相談してください、と以前おっしゃっていた緑の本棚さんに依頼したのです。
快諾いただきまして、よい樹が出てくるのを待っていました。
そして、ついに先週末に入手できたとの連絡があり、本日さっそく植えていただきました。
雨の中、手際よく作業する緑の本棚さん。
余談ですが、最後にレモンの種類が「ユーレカ」ということを知り、なんだか哲学的だ!と家族で喜びましたとさ。
レモンの実がなりましたら読書会などでレモンティーとしてお出しします。
雑誌掲載のお知らせ
OZmagazine7月号のテーマは「本の町さんぽ」
〜いい本屋さんのある町はイゴゴチのいい町でした〜
当店は、特集の冒頭p4目と赤坂〜乃木坂周辺とreadin'writin'さんの特集の最後にちらりと登場させて頂いております。
編集長さん著書『りんどうコーヒー』も好評取扱中です。