『本屋失格-双子のライオン堂の日々』

双子のライオン堂における日常を綴ります。 http://liondo.jp/

6月10日

すでに告知済みの本屋入門が来週からあります。その準備で、取次さん周り。毎年、フェア用の注文をするときに、これから本屋をやりたい受講生に、悲しい経験をしていただくことになります。それは、欲しい本が手に入らないということ。絶版、版元切れ、重版未定で、個々人的にはあんなにいい本なのにと思っていても、仕入れができないことは多々あるのです。常日頃からそんな悲劇に出会っていると慣れてしまいますので、毎年本屋入門の企画用の注文をするときに、初心にかえることができます。そして、いろいろ考えます。電子書籍ならそれはないじゃない、と結論を急ぎたくない。よくある話ですが、本屋にミニ製本機(エスプレッソブックマシーンのような)を用意し、データを版元からレンタルなどし、その場で本を作るようにすれは、在庫切れはなくなる。