7月12日(土)晴れ。
快晴も、驚くほどの快晴で、自転車通勤を一瞬躊躇しましたが、
それでも踏ん張って、お店まで出勤。
本日は、入門書入門会(読書会)の日で、
課題本は『アメリカ新進作家傑作選2008』(DHC)でした。
この本を選んだ理由は、学生時代にたまたま古本屋で見つけた同シリーズ2003年版を読んで、感動したから。
本書は、その年のアメリカの大学で、創作コース(クリエイティブライティングコース)を受講した学生のうち優秀な作品を集めた作品集です。
作家の平均年齢は20歳前後(推測)です。
学生の作品集だと思って侮るなかれ、とてつもなく良い作品があるんですよ。全体的にクオリティーが高いんです。
自分も大学の創作コースにいたんですが、2003年のころに同世代としてこの本に出会って、感動と同時に、すごく悔しい思いをしたんです。負けた・・・と。(文学は、勝ち負けではないんですけど)
それで、なんでかなーと、最近もずっと考えているんです。
日本の最近の小説はつまらん!ということではないんです。もちろん、面白いのもありますよ。
ただ、同世代として、まったく違うんですよね。見てる世界が。
もしかすると、アメリカかぶれなだけなのかもしれないすけど。
その差異を、話せればなと、考えて選んだんです。
読書会は、まあまあ良い議論になったのではないでしょうかね。
本書を読む上でのキーワードは、「成熟」「距離」「父性」ですかね。
ぜひ、読んで頂きたい本です。特に、若い創作コースの学生とかに。
次回の営業は!
7月15日(火曜)
13:00~21:00
本日のおすすめ!