『本屋失格-双子のライオン堂の日々』

双子のライオン堂における日常を綴ります。 http://liondo.jp/

【振り返り】2015年1月。

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1月も当店をご利用いただきありがとうございます。

お越しのお客様にも、お越しいただけなかったお客様にも感謝致します。

 

では、1月を振り返ってみます。

 

■日本文学全集

日本文学全集の配本が年末から始まり、当店では肝いり企画「日本文学全集読書会」が開始。その第1弾「古事記」の回をさっそく1月中旬に執り行いました。

結果を言えば、非常に盛り上がった会になりました。「古事記」なんて良く分からないという方から「古事記」に引き寄せられてきた方まで、各々の視点で解釈した「古事記」についてお話いただき、読みがいっそう深まりました。

いつか「古事記」の原文に挑む勉強会も開催したいです。

 

■読書会

読書会の話はもうひとつ。月1回程度開催している入門書読書会ですが、1月は『あわいの力』(安田登/ミシマ社)でした。参加人数は少数精鋭と言っておきましょう(笑)それでも、深い議論ができた気がします。(私だけ違う方向で盛り上がってしまったのは反省です)

次回は『文学のプログラム』(山城むつみ/講談社)をやります。どうやって話を展開したらいいのか、課題本を決めてからずっと悩んでいます。会がどうなるかはおいといて、とにかくこの本を読んで欲しい。

 

■天気

雨の日も雪の日もあり、こういった商店は天気に左右されるということを実感しました。当店の場合は、理由あって週2日営業なので天気次第でモロに影響を受けます。さらに交通費を節約するために自転車通勤をしていますので、天気次第でそれも難しくなるんです。

もう一つ、本って紙なので、当たり前なんですが水気にすごく弱いんです。仕入後の移動は神経使いますね。雨は本当に天敵ですね。

 

■選書

今月は、選書者が増えないかな・・・と心配していたのですが、北海道の小さな出版社「寿朗社」さんの編集長から選書が届きました!この出版社はあの『北の想像力』の版元さんです。寿朗社さんの出版不況の中で挑戦的な本を出版する姿に尊敬と共感を覚えます。

 

ノベルティー的な

紙媒体の月報「双獅手帖」も作りました。どちらかと言えば先の情報をお知らせする役割を担っております。ご来店、ご購入の方に差し上げていく予定です。

 

缶バッチも作成しました。こちらは「ガチャ本」というガチャガチャを使った企画で使用します。本のタイトルが書かれた紙と缶バッチが出てきます。2月中旬スタート予定。

 

■遣り残したこと。

「本棚からの手紙」という本が毎月届くサービスを始めようと思っています。いろいろ考えることがありまして、なかなかうまくまとめられなかったのですが、2月上旬中にスタートしたいです。

「オフィス文庫」もお問い合わせは多数いただいておりますが、梃入れが必要な状況。

BMS」はご好評いただいておりまして、3ヶ月待ちとなっております。いましばらくお待ちください。急ぎます。

 

■ご恵投いただいた本をご紹介。

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『本なんて読まなくたっていいのだけれど、』幅 允孝/晶文社

ブックディレクターとして活躍する幅さんのエッセイ集です。

人にどうやって本をぶつけていくかを常に考えているんだな、と改めて関心しきりでした。どのエピソードにも本が絡み合っていくのは共感を覚えました。

当店でも販売中です。