母校に行きました。
母校の授業に参加させていただきました。
「編集と出版」(正式には違うかも)と言う授業の1コマにて、昨今の書店事情や小さな書店の日常を赤裸々に話す時間を頂きましたので、母校に行ってきました。
まずは出版業界がいかに厳しい状態なのかという話をしました。
しかし、それだけでは僕が行った意味がありません。
厳しくも、だからそこ今やるべき意義があるという思いを伝えて来たつもりです。
その他に、先生からのリクエストもあったので、学生時代の話などをしました。
文学界新人賞に高校出てすぐ応募した話は、先生には初めてしましたね。そのとき、一次も通らなかったので、しばらくは賞に出すのは辞めたんでした。
授業に参加の生徒さんは、本屋の話を聞くのと同時に、それをインタビュー記事(対談記事)のように仕上げる課題があるためか、とてもしっかり話を聞いてくれておりました。
質問も沢山いただいて、時間があっという間でした。
来年も出来るように、まずは僕がお店を続けていれるように、がんばろうと思いました。
授業が終わり研究室に戻ると学科の学生主催で発行している「文藝工房」という文芸誌の編集作業で賑わっていました。
この雑誌には、僕も当時少しだけ係わったことがあったので、遠巻きに見ていて懐かしかったです。本格的に編集作業してるんですよね。ゲラを少し読ませてもらいましたが、学生の書く小説も侮れないです。
僕も負けてられない!、そんなことを思いながらの帰宅となりました。
帰路、全国の学生作品を集めて、DHC発行の『アメリカ新進気鋭作家傑作選』ならぬ『日本新進気鋭作家傑作選』をいつか作りたいという野望が芽生えてきました。